いきなり入院部屋に入ってきて記念写真を撮ってくるカメラマン。あれ詐欺だと思う。
フランスは産院の入院部屋にカメラマン(しかも助産師のような格好をしている)が
急に入ってきて「1枚無料なので写真撮りますよ〜」という写真撮影を承諾している病院があります。
あれ、フランス人の中(少なくとも私の周り)では割と共通認識で「気を付けた方がいいよ」ってことになっていることを、私は知らなかったんです😭
今思い出しても悲しい。
だから注意発起の意味でここに書きたいと思います。
「著作権」あれだけ気をつけていたのに…
どこが問題なのか簡単に言うと、
写真を撮られてサインをしてしまうと、自分の子供の写真の著作権を渡してしまうことになります。
デザインの仕事をしていると常々気を付けている著作権。
「プロに撮ってもらうと記念になるかな?無料だしいいかな」という気持ちでOKしてしまいました。
タダより高いものはない!
退院後3週間くらい経って、写真館の人が家に訪ねてきました。
現像された写真と木枠アルバム(蛇腹になる)に3〜4枚入れられたものを持って。
説明によると、
1枚は無料。蛇腹のアルバムはたしか1万円。
これだけ聞くと普通のカメラマンにお願いしてもこれくらいかな?と思いますよね。
次に言われたのが「著作権を譲渡希望の場合はデジタルデータ+蛇腹アルバムで4万円」。
つまりこれを断ると「自分の子供の写真はどうやって使ったって文句は言えませんよ」ということ。
この言葉を聞いて私も主人も真っ青に。
写真は確かに綺麗だけど、「思い出」を買うには後味が悪すぎる
きっと「写真館だし広告に使うくらいでしょう」と想像するのが一般的かもしれません。
だけど、それは分かりませんよね。
今の時代、何に使われるか分かりません。
一度でもネットにのせれば、一人歩きする可能性だってあります。
写真自体はいいカメラでとっているから綺麗です。
ただ、アルバムに入れられた現像写真のクオリティーは悪い。
無料分だけもらえていたらどんなによかったことか。
結局4万円を払って買い戻しました💰😢
そしてアルバムは義両親のもとへ。(後味が悪すぎて家に置いておけなかった)
この一件を周りに話すと「普通は断るよ」とのこと😅
あんなに堂々と入ってくるし、助産師の格好してると、簡単に受け入れてしまう人もきっと多いはず。
皆気をつけてくださいね!